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*母の誕生日。

  • 2012/01/23 08:14
  • Category: 雑記
1月20日は母の60歳の誕生日でした。

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娘達がしっかりと誕生日を憶えているようになったことに驚いたのですが、誕生日の前の晩に「おてがみをかく」と言ってなにやら二人でごそごそと描いておりました。

本当に作ったらとんでもなく高級そうな(!)いちごののった大きなケーキを二つと、手紙を二つ言付かって、
母に電話をして、「明日はお誕生日のランチへ行こう」と誘いました。

全くロマンチストでない父は、誕生日と言っても何をするという訳でもなく、
せっかくの外食と言っても(悪気無く)洒落たところへ連れて行ってくれる人ではないので、
お誕生日くらいは素敵な雰囲気の場所で、素敵なランチをごちそうしてあげたいと、
今年は決めていました。

今迄は毎年店にいましたから、母にそんなことをしてあげられる余裕も時間もなく、
親不孝まっしぐらでおりましたけど、今年はようやく。

今年で60歳を迎えた母は、私が35歳になることの方がショック?なようで(笑)
そりゃ歳もとるはずだ、本当に早いと、月並みに驚いていました。

私は母が25歳になったばかりで産んだ子供で、小さかった頃の母の記憶は厳しい人、という
イメージしかありません。
仕事に、育児に、家庭に、義理の両親との同居に、必死だったのでしょう。

母はずっと夢だった教師という仕事を持ち、毎日朝から晩迄本当に忙しい人でした。
幼い私には、母はとても冷静で完璧なように見えました。

私も人並みに反抗期を迎えて、母を泣かせたり困らせたりしたこともあったのだけど、
それでもいつの間にか、いつも文句を言うのは母だけれど、いつも味方をしてくれるのも母だという事に
気づいたのが大学に入った頃でした。

離れて暮らすようになって、母は私を気遣い、心配し、時折涙すら見せるようになりました。

私の中で「とても冷静で、とても強い人」という存在だった母は、
ただのひとりの母親だったのだということに気づいたのもその頃でした。

大人になるにつれ、母のドジな部分や、実はとてつもなく忘れっぽくておっちょこちょいなところや、
段取りが悪いところや、子供みたいに好奇心がおう盛なところや。
そういうところを見つけるたびに、母は本当はそういう人だったのかと驚いたものでした。
今はもう、完璧におっちょこちょいで笑える人ですけれど・・・。

私は若かりし頃の母に似ていると思います。
厳しく、躾にもうるさい母親です。
自分の仕事を持ち、働く母でありたいと思っています。

あの頃の母のように。


母は女の子を産んで本当に良かった、とよく言ってくれます。
あなたを産んでよかったわ、と。

私はその言葉を聞くたびに、幼い頃の自分に戻って母の前にいるような気がするのです。
母としての自分ではなく、ただの小さな私に。そして、その言葉を心から嬉しく思います。

近頃の母は、皺が増えたシミが増えたと文句は多いけれど、良い顔で笑います。
昔よりもずっと、ほっとしたような、安心した笑顔で。
ランチを食べながら、コースのお料理が出てくるたびに、「美味しいね」「きれいね」と
ちょっと大袈裟なくらいに喜んでくれました。


今年は退職した父と一緒に韓国へ語学留学へ行き、夏から3ヶ月の船旅に出るのだと、
目をキラキラさせていました。
いくつになっても「今から何できるかな?!」とワクワクしていて、好奇心旺盛な母。

人生は愉しい。楽しまなきゃ損。
過去ではなく、先に待つ未来に心を寄り添わせて、そして今を存分に楽しんで生きている母。

元気で愉しい人生を送ってもらえるよう、私も親孝行してゆかなくてはなあと思う、
まだまだ頼りない娘、の私です。



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