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*世界を廻る旅。

  • 2012/10/10 17:35
  • Category: 雑記
その計画を聞いたのは一年前のこと。
というよりも、何年も前から聞いていたのだけど、具体的な計画が持ち上がったのはちょうど一年前。

持ち上がった時には決めている、というのが、うちの両親の得意技でその頃には全ての根回し?が終了していて、最後に私に「決めたから、あと頼む。」というひと言を発するだけ。

そんなわけで聞くだけだと(いや本当に)ラージスケールな両親の世界一周船の旅が、まるで温泉旅行に行くかのようにライトタッチに宣言された。

2012-10-10 16.13.15




昔から旅が好きな二人。両親共に英語でいうところのcourageousな人種。
聞けば、ゴージャスな船旅ではなくバックパッカーの青年やらと一緒にスラムやらも訪ねたりする、かなり草の根船旅の模様。大丈夫なのか。

しかし、学生時代から留学に憧れ、まともには話せないのに我流の英語をなんとか使ってクロールする父。
身振り手振りにとどめはスマイルでなんとなく要求を伝える母。
意外と、言葉も通じない相手となんとなく意気投合したりしている。

なわけで、ああ、英語なんて話せなくても海外に行けるのね、となんとなく感じていた私が英語を専攻するなんて笑い話のようだけれど、逆に異国に飛び込むことにはなんの抵抗もなく育った。
(勿論後々、やっぱりきちんと相手と意思疎通をするためのツールとしての言語をもっている事は大切だと痛感するのだけれども)

さて、8月末。
私とコーヘイくんを電気屋に連れて行き、旅の伴となるipod touchとipadを買った数日後、二人は横浜から意気揚々と出航した。

最初の方こそ慣れない船旅で船酔いしたり(父が)、食欲をなくしたり(父が)、マイナートラブルはあったようだけれど、そこはきわめてポジティブな彼の性格が幸いして、すぐに体調も回復して、楽しむ方向に軌道修正されたらしい。(ちなみに母は恐ろしく船に強い。荒れ狂う波の上でも絶対に船酔いをしない。父がいなくてもしっかりレストランへは皆勤の模様)

今までベトナム、シンガポール、インド、エジプト、モナコ、フランス、トルコ、イタリア、モロッコ、そして今は大西洋を航海中だとか。時折Facetimeで電話をしてくるのだけれど、元気に楽しんでるようで。
そんなこんなで、世界を廻る旅も、早くも折り返しを過ぎた二人。

退職後のご褒美に、と夫婦二人で廻る世界旅行。
子育ても終わり、仕事も終わり、老年の夫婦二人で廻る世界の国々がどんな風に二人の目に映っているのか、私には想像だにできないけれど、とても幸せな風景に見えるのだろうと思う。

今日、二人がローマから投函したポストカードが届いた。
トレビの泉にコインを投げたらしく、父はコインを3回投げると願いが叶うと思って投げたと記していた。

・・・・解釈、間違ってるし。

3回投げると、恋人や妻(夫)と別れることができるんですよ!!とーさん。
そのあと母に訂正されたらしく、慌てた父がどうなったのかは知りませんが。

つい最近また届いたカードはラスパルマスから。
二人はその小さな島を訪れてとても感銘を受けたのだと。
なんでも、その島には日本国憲法9条の碑文が立っていたのだそう。

大西洋に浮かぶ小さな島に、日本という、これまた小さくて大きな発展を遂げた島国の平和憲法が記されているなんて。

平和という大きな祈りは紛れもなく万国共通で、その象徴とも言える祈りの文を憲法に掲げる国は他に例がない。
それが一国を律する未来への「約束」であれば、なおのこと。
だからこそ、異国の小さな街でその碑文が存在するのだろうと思う。
守り、受け継ぐことの大切さ。
ただ、私たちの国は本当に今その碑文を掲げて、胸を張ってその先導を世界に示せるのだろうかと、少し疑問は残るけれど・・・。私もいつか行ってみたいな。

両親が見た「世界」はどんなだろう。

二人の帰国は11月の終わり。
季節を通り越して、日本がすっかり深秋の彩りに包まれる頃。

帰ってきたらとりあえず。
旅の疲れを癒しに、温泉にでも連れて行ってあげたいなあ。


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